クラウド会計ソフトなどを手掛けるfreeeの働き方改革の解説

 freee株式会社は、クラウド会計ソフトをメインに手掛ける会社です。その内容は、中小企業を対象に、会計管理、給与計算、労務管理、税務申告、起業支援(書類)などのソフトを開発しています。この会社は従業員が500人以上おり、大企業に当てはまります。

 このページでは、この会社の働き方改革について解説していきます。

 フィギュア化

 この会社では、勤続5年以上たった従業員をフィギュア化されます。このフィギュアは、今現在30体ほど会社のエントランスに飾られています。(一番上の画像)

 なぜ福利厚生の一環でフィギュア化したのかというと、この会社で初めて勤続5年の者が出た時に「お祝いとして何かできないか」と考えました。そのところ、リフレッシュ休暇やボーナスなど5個6個出しましたが、後半に冗談半分でフィギュア化の案が出ました。しかし、代表の「面白そう」の一言で、意外にもフィギュア化の案が採用されました。

 このフィギュアは、102台のカメラがついた装置で3Dスキャンをし、そのデータを3Dプリンターに送り製作しているため、クオリティーは半端なく高いです。服のしわや小間かな隙間、コントラストなども再現されています。また、様々なポーズも取ることができます。

今は、勤続10年の記念はどうしようか考えているらしいです。

 フィギュア化の効果

 フィギュアの製作費用はおおよそ2~3万円です。3Dプリンターで製作できないメガネなどの細かい部品は数千円アップします。他にも自腹でオプションをつけたり、自宅用に自腹で買う人もいるそうです。

 このフィギュア化により、会社のイメージが「面白い」となることが考えられます。やはり「暗い会社」より「面白い・楽しい会社」を就活者は選ぶ傾向があります。さらに、面白い取り組みがメディアに紹介されると、その会社の知名度が上がります。それらの結果、求人に対する応募者数は上がると考えられます。

 フィギュア化など面白い福利厚生をすることにより、面白い発想が好きな求職者が集まるようになります。その方たちは、「面白い発想はないかな」と考える人が多く、会社自体が面白い発想の持った人が多くなっていきます。アイデアが必要な会社ではいい傾向だと考えられます。


上記よりフィギュア化は、求人に対する応募者の増加、「面白い」が好きな人の発想や、5年未満の離職率の低減などのメリットがあります。社員1人採用するコストが数十万円と言われているため、数万円かかっても十分価値はあると考えられます。

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