現在、新型コロナウイルスの「非常事態宣言」が解除及び、自粛の緩和が行われています。
しかし、中国や韓国を例にしてみると、ほぼ感染者がいなくなった場合でも、クラスター感染が起き、2次・3次・・・と感染拡大していくことが証明されました。つまり、ある程度感染者数を抑えても、気を抜けば再度「非常事態宣言」を出さざるを得ない状況になることもありえるのです。
そのため、経済を殺さない範囲で徹底した感染防止対策を行うことが求められます。このページでは、感染防止対策を、ネットやテレビ、自身で考えた方法を記載しました。
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現状
今現在、新型コロナウイルスの非常事態宣言が段階的に解除されつつあります。
医療崩壊を防ぐための非常事態宣言なら行ったほうがいいと思いますが、それ以外の理由(感染防止のためだけ等)で非常事態宣言を出してはいけないと思います。
また、宣言解除後も新型コロナウイルスの感染が怖いがために自粛を続けていたら、会社が赤字になり、従業員を解雇せざるを得なくなります。そのようになると失業者が増えるだけではなく、「先が見通せない」「生活できない」などを理由に、自殺者が数千人と莫大になります。
つまり、現状ではコロナの死者と経済の死者を、天秤にかけないといけないわけです。
今後
今後の見通しですが、研究者の間では、ワクチンを一定数に投与できる(集団免疫を獲得できる(感染が広がらない))のが、2021年の年末ともいわれ、それまで小さな波を繰り返すと言われています。また、秋冬に、初めて感染拡大した春よりも大きな波が来ると予測している研究者もいます。
オリンピックを2021年夏に開催する予定と言われていますが、現状の見通しでは、ワクチンの接種人数が少なく(接種期間が足りない)、そのまま行うと感染拡大してしまう可能性が高いともいわれています。
理想はワクチンが早く接種できるようになることです。ワクチンが早く接種できれば、オリンピックが開催でき、「オリンピック特需」により新型コロナウイルスで負債などを負った企業を救えます。
しかし、オリンピックは世界の大多数の人がそこに集まるわけで、接種がある程度(感染拡大を防げる程度)完了しているとは思えません。重症化しにくい人は、わざと感染することによって抗体を作り、重症化しやすい人はワクチンを打つという方法もありますが、人間の感情(恐怖)的に難しいでしょう。
そのまま開催できるのか、2022年になるのか、無観客になるのか、中止になるのか、現状では誰にもわかりません。最悪のシナリオを考えながら、「どうやって生き残っていくか」を考えなくてはいけません。
現状と今後の見通しからすると、感染予防策をしっかり行い、自社のため・国のために、クラスター感染を起こさず、経済を回すことが、現状では一番ベストです。経済を止めてしまうような感染防止対策ではいけません。
感染防止対策
検温
当然ですが検温です。ただし、二次感染を防ぐため接触型の体温計で無く非接触系で行ってください。また、平熱が高い人や無症状者もいるため、注意が必要です。
手洗いうがい
使える水道があれば、石鹸を使った手洗いうがいを行ったほうが良いです。マスクをしていてもウイルスは通過するためうがいの効果も高いです。
アルコールによる手指を消毒
アルコール量が限られているため、石鹸を使った手洗いを推奨しますが、無理な場合は、アルコールを使いましょう。
また、消毒後、バッグや靴などには、触らないよう指導しましょう。
全身及び持ち物の消毒
食事をしている最中服などに触れてしまうことは多々あるため、効果はあるでしょう。ただ、かなりの量が必要になるためおすすめはしません。また、次亜塩素酸でやっている店もありますが、色落ちなどがあるため、お勧めしません。
靴底の消毒
とある店舗の例です。次亜塩素酸のしみたマットを置いてあります。コロナウイルスは靴底にも付くと言われています。しかし、色落ちや臭いの問題があるためお勧めしません。
集団客のお断り
集団の場合、席移動したり、遠くに聞こえるように大声で話したりと、一人の感染者が他人に感染させる確率が高くなります。
とある店舗の例ですが、同居家族を除く多人数(4~5名以上目安)に対する入店の規制を行ってます。
常時ドア・窓の開放(できればフロア当たり2か所以上)
換気のためです。ただ、席から席に流れるように開けてしまうと、くしゃみなどの飛沫が他席に行ってしまうので、風量や風向きの調整を行ってください。
レジのついたて
従業員とお客さんが近くなる場所なため、ついたてにより飛沫などの感染防止になります。
レジ周りに物を置かない
紙などの物を置かないことで、定期的に消毒ができるようになります。
釣銭の手渡し禁止
手と手の接触を防ぐ効果はありますが、紙幣などは共用なので注意が必要です。
QR・IC決済の推奨・クレジットカード決済の推奨
QRなら、完全に接触(客→従業員の)がありません。また、クレジットカードの場合、不特定多数の人が触れないため、効果があります。
従業員と客のトイレを分ける
トイレは、いろいろなところに触れてしまうため、分けることで、従業員の感染防止になります。
席のついたて
会話の飛沫を抑えることができます。また、料理のシェアがしずらくなります。ただ、従業員が拭く場所が多くなります。
ビニールシートによる席の隔離
とある店舗の例ですが、全面覆うと換気ができなくなるためやってはいけません。一部に行えば、従業員とお客さんの飛沫による感染を予防できます。
席の間隔・配置の変更(使用率50%以下など)
当然ですが、席が近くなれば、飛沫の付着率が上がります。
時間制限を設け、フロアの人を多くしない
どうしても客数が多くなってしまった場合、時間制限を設け、調整します。
高齢者などは、換気が一番いい場所に案内する
高齢者など免疫が高くない人においては、しっかり換気できているところに案内するようにします。(免疫が高ければ自然免疫である程度は感染を防げる)
混雑状況の通達
混雑状況を通達することにより、密になりやすい席待ちを防ぐ効果があります。また、空いている時間がわかれば、安心して訪れてもらえます。
メニューを指さしで注文
従業員とお客さんとの間の感染防止になります。
地元客と観光客の混在を避ける対策(例:店内のエリアを分ける等)
とある店舗の例ですが、感染者数の少ない地元と、観光客を分けることで、地元の感染防止になると思われます。
換気の悪い個室の使用制限
角の個室など換気ができていない場所は感染リスクが相対的に高いです。
BGMなし
BGMなしにすることで、小さい音量で会話できるようになります。また、使用料金が浮きます。ただ、他の人の会話が聞き取りやすいデメリットもあります
お盆台の設置
各席にお盆台を設置し、お盆で料理を提供し、食べ終わった食器を置いてもらうと従業員とお客さんとのやり取りを極力減らせます。
大皿(盛り合わせ)料理の提供の中止、料理を1人前にする
唾液のついた箸や飛沫などからの感染防止になります。
料理、ドリンクのシェア自粛の要請
同上
マスクの着用
ただ、自作マスクなど、10%程度しか効果がないものもあるため注意が必要です。また、ウイルス遮蔽率99%でも、フィルターが遮蔽するだけであって、マスクと肌の隙間からは、ウイルスが侵入・排出されます。呼気の9割は隙間からという研究結果もあります。
従業員の手洗い時間指定、30分置きなど(うがいも)
定期的に手洗いうがいをすることによって、ウイルスを広げない効果があります。
換気が悪く狭い更衣室の場合、使用せず、換気のできる客室を利用する
更衣室での感染が話題になりましたが、更衣室は扉が閉まっており換気が悪いところがほとんどです。
私服通勤
私服通勤にすることによって、毎日洗濯できるため、ウイルスを排除できます。また、給料が少なってしまった場合、クリーニング代の削減ができ助かります。
また、夏場の厚さによるストレスも低減されます。
アルコール、次亜塩素酸の設置
常に消毒できるよう設置した方がベターだと思います。
消毒担当のスタッフの配置
とある店舗の例ですが、入店の際や通常の消毒業務を担当します。防護服を着れない人の感染リスクを下げられます。
除菌ペーパーでお持ちのスマートフォンを消毒
どこでもスマホを触っている人が多く、消毒の効果は高いと思われます。
昼休憩時間を設け、徹底した消毒
昼休憩時間を設けることで、徹底した消毒ができ、感染防止対策になります。
クリーン時間を指定し、ドアノブや手すりを消毒
忘れず消毒できるように、時間を指定し消毒を行います。
お盆の定期洗浄、濡れないお盆で毎回食洗器
お盆も飛沫などがつくため、界面活性剤などで洗うと感染予防対策になります。
レジ後、手洗い
不特定多数の人が触る紙幣などを触るため、レジ使用後は、手洗いやアルコール消毒を行ったほうが良いです。
セルフオーダーの導入
セルフオーダーシステムの導入により、従業員とお客さんの接触を防げるほか、タブレット一つを消毒すればよいため、負担軽減になります。また、導入費用こそ掛かりますが、かなりの店舗で増益になると思われます。
従業員の免疫強化方法の通達
高い免疫を持っている場合、ウイルス量が少なければ感染しません。
連絡先を聞く
店舗でコロナウイルスが出た場合、連絡先を聞いておくことで、感染リスクのある人を自主隔離したりできます。また、保健所も負いやすくなります。ただし、日本特有のプライバシーや風評被害の問題があります。
まとめ
新型コロナウイルス感染防止対策は、店舗などにより、“使える”・“使えない”があるため、非推奨のものも掲載しております。
また、これ以外の方法がございましたら、教えていただけると助かります。
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