オープンオフィスのデメリットが会社を潰す

いま、働き方改革と言いオープンオフィスを導入する会社が増えてきています。しかしオープンオフィスにすることによって様々なデメリットがあります。そのデメリットによって、本来成長できたはずの会社が、成長できなくなります。

今回は、オープンオフィスを導入しない方がいい理由について解説していきます。

 オープンオフィスが生産性を下げる

プログラーマーに関する研究です。92社の600人以上のプログラマーが、各人プログラムを設計し、コードを書き、テストしました。

参加者はそれぞれ同じ会社のパートナーを割り当てられました。パートナー同士は別々に作業しますが、情報交換し合わなくてもプログラムは似ていたといいます。(同じ環境なら同じクオリティーのプログラムを作れることの証明)

この結果、パフォーマンスに差が出ました。最上位のプログラマーは中位のプログラマーは2.5倍の成果の差がありました。この差の理由は、経験年数や給料、仕事に要した時間などの要因の関連性はありませんでした。ではなぜ、成果に差が出たのか、それは、プログラミングする環境にありました。
最上位のグループは、62%がプライバシーが保たれる空間(個人スペースを十分に与え、物理的環境を自由にさせ邪魔されない)でプログラミングを行っていました、また、最下位グループでは、19%でした。さらに仕事中必要でもないのに邪魔されると答えたのは、最上位グループが38%、最下位グループが76%でした。

つまり、邪魔されず集中できる環境があれば生産性が上がり、逆に邪魔されたりし集中力が削がれる環境だと生産性が下がるという結果が出たのです。

最上位グループと中位グループの比較で2.5倍もの生産性が違うということは、最上位グループと、最下位グループとの生産性の違いはかなり違うと推測できます。

 オープンオフィスのデメリット

 生産性の低下

オープンオフィスにすることで、他人から声をかけられたり、雑音を聞こえたりすると、著しく集中力をそぎ、生産性(スピード・正確性)を下ます

 離職率の上昇

特に内向的な人は、初対面などの人と一緒になると、非常に精神的な疲労が激しいです。だからと言って、「1人ブースに行けばいい」と言われるかもしれませんが、1人ブースにいるとき、複数ブースから会話が聞こえてきたりすると、その会話が羨ましく、自分に劣等感を与えます。その結果、仕事への意欲低下離職につながります。

 同僚と親密な会話の減少

オープンオフィスにすることで親密な会話が減ります。少し仲が良くなってもまた違う人になって、また少し仲が良くなってもまた違う人になっての繰り返しです。つまり、親密な関係になれないのです。

仕事以外でも付き合いがある友人が3人だけいることで、人生に対する幸福感が96%アップ、給料の満足度が200%アップ(20万しか貰っていなくても60万の価値がある)すると研究でわかっています。つまり、そのような友人が作りづらいオープンオフィスは、仕事に対する満足度が低く離職率が高い職場になるのです。

 仕事を教えてもらえない

オープンオフィスにすることによって仕事を教えてもらえずらくなります。他部署の人と一緒になったからといってその人に聞いても分からないですよね?「あーだ。こーだ。」と議論してても時間と集中力の無駄です。同じ部署の先輩に聞いたほうが早いです。

 アイデアが出ない

他部署と交流があるためアイデアが出そうですが、出ません。そもそもそこまでの量を話す人は限られますし、アイデアは、「4人などの大人数で考えるよりも、個人個人で考えたほうがアイデアの量・質ともに良い」という研究結果が出ています。

アイデアは個々で出し、最終的に組み合わせることによりいいアイデアが出るのです。オープンオフィスはアイデアを組み合わせる機会が少ないのも特徴です。

他部署との交流が必要だと感じたなら、仕事以外(飲み会や、レクリエーションなど)の場を設けたほうが、仕事の満足感が高くなります。

 その他

研究で以下の点もデメリットになっていることが分かっています。
・敵対的になる
・意欲を奪う
・記憶力の低下
・ストレスレベルの上昇
・不安度の上昇
・血圧の上昇
・健康度の低下
・同僚と対立しやすくなる
・同僚の電話を盗み聞きしやすくなる
・パソコン画面を盗み見られないか心配する

その結果、孤立したり、怒りっぽくなったり、他人に手を差し伸べなかったりと、ネガティブなことが多く起こるわけです。

 オープンオフィスのメリット

 机がきれい

常に移動するため、持ち物は必要最低限で整理整頓されていることが多いです。物を多く持てないため、ペーパーレスなどコスト削減効果があります。
生産性は落ちているため、コスト削減の意味はないと思います。

 机が安い

書類などを入れるスペースが必要ないため、1枚板の机で十分になります。そのため、コスト削減できたり、おしゃれな机を導入することができます。
こちらも生産性は落ちているため、コスト対効果はないと思います。

 内向的な人

上記がオープンオフィスのデメリットですが、これに関して内向的な人(プログラマーも内向的な人が多い)ほどストレスを受けます。それにより外交的な人に比べ内向的な人は生産性が著しく下がります。その結果、内向的な人の離職率を上昇させます。

 内向的な人を離職させる意味

内向的な人は、外交的な人に比べ、クリエイティビティー(創造性が高い)という研究結果が出ています。理由はたくさんの要素がありますが、1番は、「常に考えて行動しているから」と言われています。

しかし、オープンオフィスは、クリエイティビティーという素晴らしい能力をもった内向的な人を殺し(生産性を下げ)ているも同然なのです。これは、会社の成長を殺しているも同然です。成長したいなら、内向的な人も採用しその人から意見をもらうことが大切なのです。

 どのようなオフィスがいいのか

一番いいと考えるオフィスは、普段は定位置で仕事をし、一人で集中したい時だけ個室のような邪魔のされない場所で仕事をするのがいいと思います。

定位置の時、隣の人(同じ部署)に教えてもらったりすることで、コミュニケーション、生産性においては高いです。休憩時間に話しをしたりすることで親密な友人になれる可能性も高くなります。

逆に資料づくりなどは一人で集中してやったほうが早いため、個室のようなところでやったほうが生産性は高いです。

こうすると生産性、仕事への満足度が向上します。

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